コオロギは栄養面でとても優秀なんです!
タンパク質やオメガ3・必須アミノ酸BCAAを豊富にバランスよく含み、ビタミン・ミネラル・亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム腸内環境の改善とデトックスに効果があると言われるキチン質という食物繊維も含まれ、体に必要な栄養素がバランスよく含有されています。可食部分はほぼ100%。
環境への負担が少ない!
温室効果ガス排出量・環境への負担が極端に少なく、省スペースでの飼育が可能で、成長が早い為、出荷までのサイクルが40日前後と生産効率が良く、雑食性でもある為、食品残渣も利用して生産が可能です。地域ごとの名産品を利用したコオロギ生産などの特色を出す事も出来ます。また、排泄した糞は良質な肥料となり海外では販売もされています。内閣府はじめ関係府省・機関が連携して推進する「ムーンショット型研究開発事業」の目標5「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出」に採択され重要課題に位置付けられています。
■昆虫食の中での「コオロギ」の優位性
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コオロギ |
ミールワーム |
カイコ |
イエバエ |
ミズアブ |
| 発育日数 |
30~40日 |
~数ヶ月 |
1ヶ月 |
1~2週間 |
3週間 |
| サイズ |
中~大 |
中 |
大 |
小 |
中 |
| 食性 |
雑食 |
雑食 |
草食(桑) |
腐食 |
腐食 |
| 利用方法 |
食・飼料 |
食・飼料 |
食・飼料 |
飼料 |
飼料 |
| 飼育効率 |
高 |
高 |
低 |
低 |
低 |
※昆虫はエビ・カニと近い為、甲殻類アレルギーには気を配る必要があります。
■環境への負担比較
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うし |
ぶた |
とり |
コオロギ |
1㎏当たりの 温室効果ガスの排出 |
2.85㎏ |
1.13kg |
0.33kg |
0.1kg |
1㎏を生産するのに 必要な水量 |
22000ℓ |
3500ℓ |
2300ℓ |
4ℓ |
1㎏を生産するのに 必要な飼料 |
10kg |
5kg |
2.5kg |
1.7kg |
100g当たりに含まれる たんぱく質の量 |
19.4g |
17g |
19.5 |
60~70g |